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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

年取り

このところあわただしい日が続いています。

それというのも新しい年を迎える準備を
しなければならないからです。

準備といっても主要な仕事は掃除です。

一年間使わなかったものは、もう使わない
ということで思い切って捨てたいところですが・・・

そうもいきません(汗)

お正月は元々歳徳神を迎える行事です。
歳徳神とは実りの神様のことで、その神様を
お迎えすることによって、
今年一年の豊作を祈願するわけです。

したがって神様をお迎えするためには、
家を掃除して邪気を祓わなければなりません。

そして神様が寄り付く門松をたて、
神様のお供えである鏡餅を飾って
お正月をお迎えしました。

ちなみに箒は元々掃除道具ではなく、
祭祀用に使われていたものでした。

葬儀の列を組む際に箒を持って歩く「箒持」
という役割があり、箒で邪気を祓ったともいいます。

私の子供の頃は、大晦日には年取りといって
おせち料理を食べる習慣がありました。

なぜ年取りと言っていたのか
当時はわかりませんでしたが、
今になってよくわかります。

現在は暦がしっかりしていますので、
何年の何月何日に生まれたということが
はっきりわかっています。

したがって年齢を数える時には、
誕生日を迎えるたびに一歳二歳と
数えていけばいいわけです。

しかしその昔は、現在のように
暦が発達していたわけではありませんので、
何月何日というのが
はっきりわかるわけではありません。

したがって、生まれた時が一歳、
そして正月を迎えるたびに一つづつ
年を取って行くわけです。

最近は年末年始といっても、
普段とあまり変わらなくなってきました。
お店もお正月から開いていますし、
特別な日ではなくなってきたということでしょう。

しかし、やはり年末年始はいい区切りです。
年末にはお掃除をして気持ちよく
新年を迎えたいものです。


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